理事長の梶野です。2017年9月13日から20日まで、アドラーを訪ねてウィーン(オーストリア)へ行ってまいりました。まずは、アルフレッド・アドラーのお墓参りです。
アドラーのお墓は、「中央墓地」にあり、墓地入口から徒歩約10分ほどにあります。念願のアドラーとお会いすることができ、私たちは言葉では表現できない感動を覚えました!
日本ではアドラー心理学がブームから、ムーブメントになっていること、そして私自身の活動について報告させていただきました。
これで私も正式にアドレリアンになれたように思います。
ウィーン紀行②
9月17日(日)はウィーン在住のアドレリアン、アニータが、雨の激しく降る中、アドラーゆかりの場所へ連れて行ってくれました。アニータとの出会いは、今年7月の国際アドラー心理学会でした。快くツアーを引き受けてくれました。
まずは、アルフレッド・アドラーセンターにて待ち合わせ。そこで、このセンターの歴史や、ウィーンでのアドラー心理学の立ち位置等をお話してもらいました。アドラーのドイツ語の原本や、写真等が置いてあり、カードを何枚か購入いたしました。
ウィーン紀行③
アルフレッド・アドラーセンターを後にし、アニータが連れて行ってくれた箇所は幾つかあります。こちらは、アドラー生誕の場所?です。アドラーの本にも載っているように、多くの文献にはこちらがアドラー生誕の地と紹介されているようです。ただ、異なった住所が記されている文献もあるようで・・・アニータはそちらにも連れて行ってくれました。
ウィーン紀行④
アニータの話によると、アドラー生誕の地が2箇所あるとのことです。ウィーン紀行③で紹介した地は多くの文献に残っているので、そちらが定説となっているようですね。こちらは可能性のある2箇所目の生誕の地(Sechshauserstraße, 68/70, 1150 Wien)と、ある文献では記されているようです。雨が降りしきる中、アドラー仲間が撮ってくれた写真を使わせていただいています。
ウィーン紀行⑤
こちらは、プラーター公園近くにある、アドラーの家族が最初に住んでいたアパートです。後に、1899年から1911年までは診療所でもありました。文献では、プラーター公園でパフォーマンスをするサーカス団員が、よくアドラーの診療所を訪れたようです。
アドラーは、サーカス団員を診て1つ気づいたことがありました。それは、身体的機能に何かしら問題を抱えている団員が多い、ということでした。身体的な問題を抱えながらも、サーカス団員として、その問題に向き合い、克服をしている姿から「器官劣等性の研究」の出版につながり、最終的には「劣等感と補償」という概念を生み出したのです。
ウィーン紀行⑥
こちらは、ウィーン紀行⑤で紹介した、アドラーの診療所近くにあるプラーター公園です。
有名な大観覧車に乗ってきました。プラーター公園はとても広く、最上位からの景色はとても爽快でした。個々のワゴンは貸切りも可能のようで、ディナー等の準備をされているワゴンもありました。大観覧車乗り場の入り口には、8つのワゴンが並んでおり、ウィーン2000年の歴史を紹介しています。そこには、フロイトの絵も・・・アドラーはありませんでした・・・。
ウィーン紀行⑦
こちらは、アドラーが医学部生時代、仲間と夜遅くまで会話を楽しんでいた”Cafe Cental”です。こちらで、奥様のRaissaとの出会いもこちらであったようです。
もっと”こじんまり”としたカフェをイメージしていたのですが、”Cafe Cental”は外観も内装もとても豪華でした。この日はランチタイムに行ったのですが、行列ができており、20分ほど待ちました。また、別の日にお店の前を通ったのですが、その時にも待っている人がいたので、ウィーンでも人気店であるようです。こちらのケーキやチョコレートもとても美味しかったですね。
【運営】
一般社団法人日本アドラー心理学協会
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※講座の教室と住所が異なります、ご注意ください。