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アドラー心理学活用法

カウンセリングやコーチングで『本当にクライアントの気持ちに寄りそえているのだろうか』、『もっとクラアントに自信をもってもらいたい』と思うことがある皆さん。それを克服する鍵はアドラー心理学29のキーワード『私的論理』、『勇気づけ』、『ライフスタイル』、です。そんな不安を解消する鍵をアドラー心理学から取り出しましょう。

キーワード1 私的論理

人である限り、それぞれが特有の個人的な論理、「何を信じているのか」、「何を望んでいるのか」といった信念を持っています。この信念があるからこそ、私たちのあらゆる行動や感情に理由がつくのです。クライエントの『私的論理』に着目し尊重することを心がけていきましょう。


キーワード2 勇気づけ

アドラー心理学において、『勇気』はもっとも重要な概念です。あなたの前に現れるクライアントは、何かの病気なのではなく、その人自身の人生の課題と向き合う勇気を失っていると考えるのです。『勇気』とは困難を克服する活力となるものでもあり、また、進んでリスクを引き受けることでもあるのです。私たちは、『勇気づけ』をし、『勇気づけ』をされて人生の課題に向き合い、克服していけるものと考えています。クライアントを是非とも『勇気づけ』ていきましょう。


キーワード3 ライフスタイル

人間のタイプや、性格に当たるものをアドラー心理学では『ライフスタイル』といっています。アドラーは『ライフスタイル』を「支配型」「欲張り型」「回避型」「社会有益型」の4つのタイプに分類しました。これはその枠に押し込め、レッテル張りをするためにつくられたものではありません。あくまで個人が持つ目標へのルートをさぐるための目安として活用するものであります。また、アドラーの弟子達は、この4つのタイプをさらに分類いたしました。この『ライフスタイル』を知ることは、クライアントにとって大きな気づきとなり、前進していくことを促すのです。